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 塗膜厚測定は鋼道路橋便覧などに記述してあるように大分前から存在し塗料の使用量を測るためには
 欠かせない存在みたいですね。
 塗膜厚測定機が1/1,000ミリのミクロンで測定です。フラットな鋼板に刷毛で塗装それでも1〜2ミリのゴミが
 現場では塗装の段階で付きますよね、まして刷毛の目で段差も出ます塗膜厚測定機が1ミリずれても50ミ
 クロンから100ミクロン違いが出る事も在ります。
 上記をふまえて仮に測定位置(A−1 WAVE)を鋼道路橋便覧では1箇所を5回測定しその平均を記述する
 ように出ています、立会検査の時は(測定位置A−1WAVE=330ミクロン)数値が測定表と合っているか検査
 します330ミクロンも3〜5回測って3〜5回が全部330ミクロンでは無いですよね2〜3回ぐらい330ミクロン
 が在ったので記述ですよね、それを毎回6ロット(150点=3,000u)〜60ロット(1,500点=30,000u)
 これを毎回3〜5回づつ測ったら2〜5日掛かります、これでは塗膜厚測定の測定員を現場に付けるようです
 官公庁の監督員がある程度理解している人であれば何箇所か特定の場所だけ毎回測定し近い数値が出て
 いれば検査に合格の処も在ります。  
 それでも工程ごとの段階検査には其れなりのデータが必要です。
 ここで一つ下塗第1層で塗膜厚が足りなくても検査は受かります、塗膜厚はその層が足りなかったら次の
 層で増し塗りしなさいと塗膜厚測定の欄に記述して在るのでその箇所を次の中塗で増し塗りと考えれば大
 丈夫です。
 
でもかなり危険です下塗(60μ)が(30μ)しか無く中塗(30μ)を増し塗りで(60μ)付けるのは大変ですよ!
 元々、塗膜厚じたいがおかしいですよね塗料メーカーさん(ごめんなさい)が変性エポキシ樹脂で60ミクロン
 重力の在るりんごが落ちる世界で垂直面に60ミクロンは無理でしょう夏と冬ではシンナーの希釈率も変わっ
 てしまいますゴテゴテに塗ったら綺麗に仕上がりません、ちょっと考え所ですね。
1,塗膜厚測定の説明
2,乾燥塗膜厚の測定 社団法人 日本道路協会「鋼道路橋塗装便覧」抜粋
 乾燥塗膜厚の測定方法には、マイクロメーター、永久磁石式、光学式、渦電流式、静電容量式などがある。鋼道路橋塗装での
膜厚測定には、電磁式の二点調整形電磁微厚計が一般的に用いられている。
 二点調整形電磁微厚計は、ゼロ点と測定する塗膜の目標膜厚の二点で目盛調整を行ってから測定を行う。ゼロ点の調整は、
厚さ6μmRz以下、測定面と同質の鋼板上で行い、目標膜厚に対する調整は、ゼロ点調整に用いた鋼板上に、目標膜厚と近似
の厚み調整板(非磁性材料)を置いて行う。
 この測定器には、測定面におしあてるプローブの形状によって、一極式と二極式とがある。
 一極式はプローブが1個で外筒中に組み込まれており、おしあてると内蔵プローブがスプリングで押し出され、測定面にあたり
塗膜厚を測定する。
 二極式はプローブが2個並列に取り付けられ、三角形の頂点に1個の安定脚がある構造で、測定は安定脚を支点として90度
ずつ2〜4回回転させて行う(一極式はその必要はない)。
測定上の注意事項としては、次のことがあげられる。
@ 測定面が小さくて、プローブを所定どおり押しあてることができない場合は測定できない。
A プローブの押しあて方が不良の場合は、測定値がばらついてくる。
B プローブの押しあて位置は、毎回ほぼ同一位置とする。
C 角、孔、突起物などの位置では測定できない。
D 測定面にさびが存在している場合は、測定値に信頼性がない。
E 測定面の表面あらさが大きい場合は、測定値は小さい値を示す。
F 塗膜が十分乾燥していない場合は、測定値は小さい値を示す。
 測定器は使用中に衝撃を受けるなどして測定精度が低下することがあるので、年1回程度は測定精度を検定することが必要
である。
3,乾燥塗膜厚の評価 社団法人 日本道路協会「鋼道路橋塗装便覧」抜粋
 鋼橋のような複雑な形状の大型構造物の塗装をはけやスプレー機によって行う場合は、塗布作業を良好に行っても塗料を
均一な厚さに塗布することは難しい。
 また、鋼材面には50〜100μm程度のあらさがあり、塗膜厚の測定精度も測定のやりかたや測定箇所の形状などによって
ばらつく。したがって、塗膜厚の測定値は1点ごとに異なっており、塗膜厚の評価は多くの測定値を統計処理して行うことが必要
である。一般には次のような評価方法が用いられる。
(1)ロットの大きさ
 測定ロットは、塗装系別、塗布方法別、部材の種類別に設定する。作業姿勢による塗膜厚のばらつきを評価したい場合は、
作業姿勢別に設定することもある(例:桁のフランジ下面と腹板面を別のロットにする)。
 1ロットの大きさは200〜500u程度とする。
(2)測定数
 1ロット当たりの測定数は25点以上とする。各点の測定は5回行い、その平均値をその点の測定値とする。
ロットを作業姿勢別に設定しない場合は、測定位置は作業姿勢ごとの点数が等しくなるように設定する。
(3)測定時期
 外面塗装では工場塗装終了時と現場塗装終了時に測定する。工場で上塗りまで塗装する場合は、下塗り終了時と上塗り
終了時に測定する。ただし、C塗装系では無機ジンクリッチペイントの塗布後にも測定する。
 内面塗装では内面塗装終了時に測定する。
 外面塗装の下塗りや内面塗装では同系統の塗料を2回ないしは3回塗り重ねている。これは、1回の塗布では必要な塗膜厚
が得られないため塗り重ねを行っているのであるが、2回以上に分けて塗布することにより、1回塗りの場合よりも塗膜厚のばら
つきは小さくなる。したがって、外面塗装の下塗りや内面塗装の塗膜厚を測定する時期としては、各々の塗装終了時が適当で
ある。ただし、C塗装系の下塗りは、無機ジンクリッチペイントの塗布後にも塗膜厚を測定すること必要である。
 中塗りと上塗りは同系統の塗料が用いられ塗膜厚も30μm程度の薄膜であり、下塗りの色を隠ぺいして上塗りの指定色が
明確にでていれば、必要な塗膜厚もぼ確保されていると考えられるので、中塗りと上塗りを分けて塗膜厚を測定する必要性は
少ない。
(4)管理基準値
a、ロットの塗膜厚平均値は、目標塗膜厚合計値の90%以上であること。
b、測定値の最小値は、目標塗膜厚合計値の70%以上であること。
c、測定値の分布の標準偏差は、目標塗膜厚合計値の20%を超えないこと。
   ただし、測定値の平均値が目標塗膜厚合計値より大きい場合はこの限りではない。
 なお、1層当たりの乾燥塗膜厚を直接測定することは不可能であり、乾燥塗膜厚の管理は、基本的には測定時の塗膜全厚
に対して行うものである。塗膜厚平均値の差をとって1層当たりの塗膜厚平均値とみなすことも行われているが、最小値と標準
偏差については即定時の塗膜全厚に対する値しか知りえず、塗膜厚の管理方法としては不十分であることに留意する必要が
ある。
(5)不合格ロットの処理
 不合格なにったロットについてはさらに同数の測定を行い、当初の測定値と合わせて計算した結果が管理基準値を満足してい
れば合格とする。不合格となったロットは、最上層の塗料を増し塗りして測定をやり直す。
4,素地調整の種別 社団法人 日本道路協会「鋼道路橋塗装便覧」抜粋
 塗替え時の素地調整(ケレン)は、表−9・7に示すように作業内容により1種〜4種の4種類に区分されており、塗膜の劣化状態に
応じて表−9・8のように適用される。

 塗膜の劣化面積あるいは発錆面積と素地調整との関連づけは、表−9・9に示すように行うことが多い。
表−9・7 素地調整の種別
種別 作業内容 作業方法
1 種 さび、塗膜を除去し、清浄な鋼材面とする。 ブラスト法
2 種 さび、塗膜を除去し鋼材面を露出させる。ただし、くぼみ部分や狭あい
部分にはさびや塗膜が残存する。
ディスクサンダー、ワイヤホイルなどの
電動工具と手工具の併用
3 種 さび、劣化塗膜を除去し鋼材面を露出させる。ただし劣化していない
塗膜(活膜)は残す。
同 上
4 種 粉化物および付着物を落とし、活膜を残す。 同 上
備考 ジンクリッチペイントやジンクリッチプライマーの活膜は動力工具や手工具で除去するのが難しく、2種のケレン
    でも残存する。
表−9・8 塗膜の劣化程度と素地調整の種別
塗膜の劣化程度 素地調整の種別
発錆がはなはだしく塗膜のわれ、ふくれ、はがれについても
ぼ全面に発生している状態
1種、2種
部分的に点さびおよび塗膜のわれ、ふくれ、はがれが発生
しているが活膜も多くある状態
3種
さびの発生がほとんどなく塗膜が変色、白亜化した状態 4種
素地調
整種別
さびの状態 発錆面積
(%)
素地調整内容 タッチアップの掲示が
無くても含む種別
2種 点錆が進行し、板状錆に近い状態や、
こぶ状錆となっている。
30以上 旧塗膜、さびを除去し、
鋼材面を露出させる。
3種
点錆ずかなり点在している。 15〜30 活膜は残すが、それ以外
の不良部(さび・われ・
ふくれ)は除去する。
土木コスト情報抜粋
(3種ケレンについては、
 タッチアップ作業を含
 むものとする。)
3種
点錆が少し点在している。 5〜15 同 上 同 上
3種
点錆がほんの少し点在している。 5以下 同 上 同 上
表−9・9 塗膜の劣化面積と素地調整種別
(1) さびが発生している場合
(2) さびがなくわれ・ふくれ・はがれ・白亜化・変退色などの塗膜異変がある場合
素地調
整種別
さびの状態 発錆面積
(%)
素地調整内容
3種
発錆はないが、われ・ふくれ・はがれの
発生が多く認められる。
5以上 活膜は残すが、不良部は
除去する。
4種 発錆はないが、われ・ふくれ・はがれの
発生が少し認められる場合。
5以下 同 上
白亜化・変退色の著しい場合。 粉化物・汚れなどを除去
する。
1種ケレン 2種Aケレン
ショットブラスト工法により、さび、黒皮を完全に除去した程度。 主として動力工具を用いて、さびや旧塗膜を除去した程度。
(白い部分は鉄の金属光沢、かっ色部分は素地鉄、赤色部分
 は塗膜の残さい)
2種Bケレン 3種Aケレン
主として手工具を用いて、さびや旧塗膜を除去した程度。
(白い部分は金属光沢、青色部分は素地鉄、赤色部分は
 残存塗膜)
手工具を主として劣化塗膜やさびを除去した程度。2種に近い状態。
(黒色部分は素地鉄、赤色部分は下塗り残存塗膜、茶色部分は上
 塗り残存塗膜)
3種Bケレン 3種Cケレン
動力工具と手工具を併用して劣化塗膜やさびを除去した程度。
2種に近い状態。
(白い部分は金属光沢。青黒い部分は素地鉄の友、赤かっ色は
 下塗り塗膜、ねずみ色は上塗り残存塗膜)
主として手工具を用いて劣化塗膜を削りとり、部分的なさびを除去して
鋼面を現した程度。
(青ねずみ色部分は素地鉄、赤色部分は下塗り塗膜、青色部分は上
 塗り残存塗膜)
3種Dケレン 4種ケレン
塗膜は表層を清浄にし、劣化塗膜や点さびを除去した程度。
4種に近い状態。
(黒色部分は素地鉄、赤色部分は下塗り塗膜、あずき色は上塗
 り残存塗膜)
全面にワイヤーブラシがけを施して清掃した程度。
(赤色部分は下塗り塗膜、青色部分は上塗り塗膜、暗青色部分は未
 処理上塗り塗膜)
5,素地調整のグレード 社団法人 日本道路協会「鋼道路橋塗装便覧」抜粋
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