【燐酸(P)】 リン酸は細胞の核の成分であるからこれを欠くと細胞分裂がうまく進まない。生長点に多い。花器・種子や果実の部分、つまり生殖体にも非常に多いので、生殖生長に働く。交代期に与えると受精能力の高い花器ができるから、不稔が少なくなる。このようなことから病害や虫害などに抵抗する性質ますので、健康型発育にかくことができない。[骨粉・米糠・鶏奮・魚粕・堆肥・※過燐酸石灰]
【石灰(Ca)】 主としてカルシウムは葉にたくわえられ必要な器官にうつる。炭水化物・蛋白の移動にはたらき、これを欠くと原形質が正常でなくなる。細胞膜の中層にぺプチン酸カルシウムとしてふくまれて細胞の結びつきをつよくする。また有機酸(シュウ酸)と結びついて体内の有害なものを除く。石灰欠乏になると、根の発育がわるくなる。根毛がでない・葉は褐色に枯れ、種子にたまる貯蔵物質がよく移行しなくなる。[生石灰・※消石灰 ]
※・・・化学肥料