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安くておいしい本庄の水 6月1日から7日は全国水道週間だそうです。本庄の水道水について調べてみました。本庄の水にはミネラル分(カルシウムとかマグネシウム等)がたくさん含まれているって知っていましたか。しかもとても安価なのです。カルキ(塩素)を除けば市販されているミネラルウォーターと品質は変わらないのです。 本庄は昔、若泉の荘と呼ばれていたように水に恵まれた地域で特に地下水は神流川の伏流水が豊富で私が小さい頃は段丘涯のいたる所から湧水が有りました。今は都市化と共にその湧水も涸れてしまってさびしい限りですが……。 本庄地域の水道水は150mの深井戸から汲みあげる地下水なので、冬暖かく夏は冷たく、おいしくてきれいな水です。そして、神流川は今でも伏流水が豊富でもとは秩父山系の水です。石灰岩、花崗岩層を潜り抜けた水だそうで、その中でもカルシウム分が多いという事は石灰岩の影響をたくさん受けていると思われます。 カルシウムとマグネシウムの合計量を数値化したものが「硬度」で硬度の高いものほどカルシウムとマグネシウムの含有量が多いといえます。現在お店で売られている所謂「ナチュラルミネラルウォーター」と呼ばれているお水ですが、その成分を調べてみました。代表的な銘柄と神流川の上流で採水される神泉の水、本庄の水道水、県水の成分を比較してみました。以下がその表です。
上の表からも分かるように、市販のナチュラルウォーターに比べて、エビアンを除けば本庄の水道水は硬度が高く、中硬水の分類に入ります。つまりかなりカルシウム、マグネシウムなどのミネラル分が多いことが分かります。ポットや薬缶などに付く、白い硬いかたまりはカルキ(塩素)では無く、カルシウムやマグネシウムなどの固形分なのです。 次に水道料金について見てみましょう。主な水道事業体の料金を表にしてみます。
※順位は県内77事業体中料金の安い順です。又20m3使用時は料金順位が入れかわる場合もあります。 表でもわかりますように、本庄市特に本庄地区の料金は県内一安いです。児玉地区は平均より高いですが、最高に高いわけではありません。それにしても同じ県内でも水道料金は随分開きがあるものだと思いました。現在、本庄市の水道料金については、合併合意に基きまして21年度には新料金に統一すべく水道事業審議会で審議中です。 結論はやっぱり安くておいしい、ミネラルたっぷりなのが本庄の水です。洗濯には少々不向きですが、カルキ(塩素)さえ除けば高いナチュラルミネラルウォーターを買わなくても大丈夫と私は考えています。 |