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| ![]() 議長職を終えて 私は昨年(H20年)6月議会に於いて新本庄市の第3代議長に選出され、一年後の今年6月議会で旧児玉町出身の堀口勝司さんに議長職をバトンタッチ致しました。それもつかの間、堀口議長が7月10日に急逝され本当に残念でした。その日の朝までお元気だったとの事、ご家族はさぞ驚かれ、又悲しまれたことでしょう。その後7月31日の臨時議会に於いて堀口議長と同じ児玉町出身の早野清議長が誕生致しました。
さる1月27日(日)利根川の河川敷で10数年振りの野焼きが行われました。以前は冬の風物詩としてあちこちで行われたものですが、本市では県条例で野焼きが原則禁止となってから初めての事です。利根川沿線の地元自治会からの強い要望で実現したものですが、利根川に限らず、私は河川敷の野焼きはした方が良いと考えていました。一つは経済的側面、そしてもう一つは病害虫退治のためです。 ![]() 県は以前の、所沢周辺の廃材の野焼きによるダイオキシン騒動により例外規定は有りますが、野焼禁止の条例を制定した訳です。ただし、今となっては、あのダイオキシン騒動は何だったのだろう、マスコミにミスリードされた部分がたくさんあったのではないかと思います。ニュース番組で、乾燥した緑茶に含まれるダイオキシン量をあたかも水分の多い生のほうれん草に含まれるものとの報道により、所沢どころか埼玉県産という事で本庄近辺の野菜まで売れなくなりました。その騒ぎのあげく、野焼きは一切禁止といった県条例の制定となりました。しかし、そもそもダイオキシンは塩素を含む有機化合物ですので、塩化・・・というものを燃やさなければ出ないはずです。 家庭のゴミを燃やす、小山川クリーンセンターは、プラスチックなどの人工物を燃やすことにより発生する窒素酸化物と硫黄酸化物、それにダイオキシンなどの有害な物質を取り除くために約138億円もの莫大な費用をかけて建設したものです。単に二酸化炭素しか出ないような、草や木はては、落ち葉まで、クリーンセンターに持ち込んで、手間をかけて処理する必要があるのでしょうか。 日本では昔から、草木は燃やしてきたのになぜ人工物と一緒くたに、完備した施設で処理しなければならないのでしょうか。近所の迷惑にならないように燃やして灰として畑に還元するのが、経済的で自然のサイクルに合っていると思います。 現在地球温暖化が騒がれています。温暖化は大変な問題ですが、総合的に考えないとかえってエネルギーをより多く消費してしまう事になりかねません。最近「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」(武田邦彦著、洋泉社)という本を読みました。環境問題について違った視点から考えさせられるものでした。私は冷静に平らな眼をもって環境政策を考えたいと思っております。 |